住友金属鉱山の連結子会社であるサイコックス(東京都港区)は炭化ケイ素(SiC)基板の2021年度中の商業生産開始を目指す。同社のSiC基板は、支持基板となる多結晶基板上に1マイクロメートル以下の単結晶膜(転写層)を貼り合わせたもの。単結晶SiC品と比較して1~2割のコストダウンが見込めるとともに、電気抵抗率が低い多結晶基板の特性によりデバイス効率の向上が期待できる。パワーコントロールユニット(PCU)など車載品での採用活動を進め、25年には6インチ換算で月産1万枚規模に成長させる計画。続きは本紙で

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