サカタインクスは、東京工業大学の松下祥子准教授と共同で増感型熱利用電池の研究開発に着手した。従来の熱利用発電と異なって温度差の利用が不要で、暗所での発電も可能とする。定期的な電池交換を前提としない持続型電源としての実用化を目指し、最終的には薄型かつフレキシブルなフィルム型電池としての完成を目指す。主な適用先はIoTセンサー用電源で、工場配管などの排熱利用のほか電池交換の難しいインフラ向けの展開を有望視。協業先の探索を進め、2030年度までには高効率な導電性インキなどの供給を通じた事業化を図る。続きは本紙で

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