仏サノフィと英グラクソ・スミスクライン(GSK)は、共同開発している新型コロナウイルスワクチンの第1/2相臨床試験(P1/2)を米国で開始したと発表した。両社のワクチン開発で最初の臨床試験。順調に進めば年内に最終治験へ移行し、来年上期の承認取得を目指す。

 健康成人約440例を組み入れ、1人1~2回接種する。12月にも速報結果が判明し、良好なデータが得られれば同月中にもP3を始める。日本での開発計画は非開示。

 両社は来年中に最大10億回分を供給する計画で、コロナワクチンを共同購入する国際的な枠組み「COVAXファシリティー」に大部分を提供する予定。COVAXには日本を含む世界170カ国以上が参加している。

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