【上海=但田洋平】シェルは開発を進めてきた新製法のポリカーボネート(PC)の中国での商業化を目指す。現地報道などによると、石化コンプレックスの合弁パートナーである中国海洋石油(CNOOC=中海油)と恵州市(広東省)に生産設備を建設することで覚書(MOU)を交わした。年産能力は26万トン程度とみられる。早期の技術確立を目指し、シンガポール・ジュロン島にPCの開発設備も設ける。PCは中国でも増設計画が相次ぎ供給過剰も懸念されるが、ホスゲンを用いない新製法の安全・環境配慮型技術やコスト優位性で市場競争力を十分に確保できるとみている。続きは本紙で

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