独医療機器大手のシーメンスヘルスケアは人工知能（ＡＩ）を使い、コンピューター断層撮影装置（ＣＴ）の画像から新型コロナウイルス感染症の解析をアシストする研究用ソフトウエアのプロトタイプを開発し、世界中の医療機関にライセンス提供を開始したと発表した。これを受け、日本法人（東京都品川区）でも国内の病院と同ソフトウエアを用いた臨床研究に着手する。
ソフトウエアは人工知能の一種であるディープラーニング（深層学習）を活用し、肺炎の画像解析に特化して開発。胸部のＣＴ画像から肺炎に共通して現れる肺の異常パターンが自動的に検出できるという。
