タカラバイオは新型コロナウイルスの2種類の変異株「N501Y」と「E484K」を同時に検出できるPCR検査向けの研究用試薬を5月19日に発売する。従来は2度のPCR反応を行う必要があった2種類の変異検出を一度のPCR反応でできるように改良した。検体の前処理(RNA精製)を必要とせず、1時間以内で簡便に行える。製品化に当たっては、群馬パース大学大学院の木村博一教授が監修した。価格は100回分の容量で税別18万円。

 感染拡大の要因の一つとされるスパイクたんぱく質のN501Y変異とE484K変異は、行政機関などによる積極的な疫学的調査が行われている。

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