特殊注射器の生産開始 テルモは31日、新型コロナウイルスワクチン向けに開発を進めていた筒先に薬液が残るデッドボリュームを少なくした特殊注射器「FNシリンジ」の製造を同日から甲府工場(山梨県昭和町)で開始したと発表した。3月5日に厚生労働省から製造販売承認を取得した注射器で、米製薬大手ファイザー製のワクチン「コミナティ筋注」の1瓶に対し「実験レベルでは7回接種も可能」(テルモ)と説明している。2021年度は2000万本の生産を予定する。

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