デンカは２９日、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時に判定できる抗原迅速診断キットの国内承認申請を行ったと発表した。一つの装置で両ウイルスの抗原を検出し、陽性かどうかを短時間で診断できるのが特徴。初期症状だけでは見分けがつきにくいため、同時判定できるキットを使うことで、より適切な治療法の選択へと結びつく。
同日付で対外診断薬として薬事承認を申請した。承認が下りれば、デンカにとっては新型コロナウイルスを対象とした検査キットとしては昨年８月に発売した製品に続き２つめとなる。インフルエンザをはじめとした検査試薬事業で培った経験や技術を生かし、開発を進めた。
