トクデン(京都市山科区)は、温度分布10度C以内で、最高表面温度800度Cの電磁誘導加熱ロールを開発した。均温性能を持つ熱ロールで、世界最高温度となる。表面温度差を均一補正する機構に、蒸発性熱媒体として、金属ナトリウムを採用し、表面温度を従来の400度Cから2倍に高めた。これまでのフィルムや合成繊維などに加え、鋼板の熱処理やガラス板、セラミックスなどの製造ラインへ用途を拡大。SDGs(持続可能な開発目標)が浸透するなか、これらのプロセスにおける省エネ化や、生産効率向上などへ貢献が期待できる。さらに、加工製品の品質の向上、安定化にも寄与。長期的には、酸化物系全固体電池の量産化プロセスでの活用も見込む。続きは本紙で

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