トクヤマは、放熱材事業を強化する。世界シェア7割を握る窒化アルミニウム(AlN)は、5G(第5世代通信)の追い風を受け、半導体製造装置向けが好調。基地局やデータセンターなど放熱対策用途の引き合いも強い。4月から徳山製造所(山口県)で新規2系列の商業運転を開始し、増産で市場ニーズに応える。5Gでは放熱性と電気特性を兼ね備える窒化ホウ素(BN)もラインアップ。EV(電気自動車)向け窒化ケイ素開発も進行中だ。幅広いニーズを取り込み、2020年度に放熱材事業の売上高で前年度比2割超拡大を目指す。続きは本紙で

窒化アルミ(顕微鏡写真)は4月に新ラインも稼働する

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