新規材料開発でのマテリアルズ・インフォマティクス(MI)の活用が進展する。研究者のカン・ひらめきを起点に実験を繰り返すPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルの一部をデジタルプロセスに転換することで、成果の高度化と開発リードタイム短縮が期待できる。しかし、MIの有効的な利活用のためには、スペクトルや画像といった材料データを機械学習に使用できるように前処理(解析・定量化)し、蓄積、整理(データベース化)することが必要で「そのための時間を考えると導入に躊躇する」(樹脂材料R&D担当役員)という声も少なくない。そこで本稿では、トヨタ自動車が有償提供を開始したMIソリューションサービスを通じてMIの効率かつ実践的な利活用について考察したい。続きは本紙で

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