電気自動車(EV)などに搭載されるリチウムイオン2次電池(LiB)用保護ケース材料で、熾烈な開発競争が繰り広げられている。EVの電費向上を大命題とする自動車メーカーにとって、樹脂使いによる軽量化は重要戦略の一つとして挙げられている。当然、バッテリーケースにも金属代替の樹脂対応が求められることとなるが、その一方でLiBの熱暴走に対応するため、安全性の観点からバッテリーケースにはメタル系の使用もやむなしといった声も少なくない。しかも難燃性に関する法規制も始まっている。軽量化と難燃性を高次元に両立することは可能か-。樹脂系、メタル系の各メーカーは、各素材の長所を伸ばし、短所を補った素材・材料開発で、伸び行く需要の獲得を狙っている。続きは本紙で

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