米ファイザーと独バイオ製薬ビオンテックは1日、日本でオミクロン株に対応する新型コロナワクチン2種類を開発していると発表した。このうち従来のウイルス株とオミクロン株系統の「BA.1」のそれぞれのメッセンジャーRNA(mRNA)を組み合わせた2価ワクチンは先月8日に厚生労働省に承認申請した。従来株とオミクロン株系統の「BA.4」および「BA.5」に共通するmRNAを用いた2価ワクチンについても近く承認申請を予定し、規制当局との協議に入っている。

 厚労省はオミクロン株対応のワクチンについて近く接種を始める方向で調整している。米製薬モデルナも2価ワクチンを日本に申請中。

 ファイザーとビオンテックの2種類の2価ワクチンは米国や英国で緊急使用が先頃許可されており、ブースター接種として用いられる。

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

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