ブリヂストン(BS)は、キリンホールディングス(キリン)と共同で天然ゴム成分を含むグアユールの優良品種大量増殖に成功した。BSが選定した品種の種子に、キリン独自開発の植物大量増殖技術を適用し、優良苗の大量増殖を実現。2018年からBSグループの米国アリゾナ農園で試験栽培を実施しており、苗の順調な育成を確認している。グアユール由来の天然ゴムの実用化は、パラゴムノキに集中する天然ゴム供給源の多様化が期待できる。BSでは、20年代のタイヤ実装を目指し、今後、グアユールの安定生産の確立とともに「適用部材および製品の検討を進め、タイヤ材料実用化に結びつける」(BS大月正珠先端材料部門長)。続きは本紙で

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