ペプチドリームは、米製薬会社メルクと新型コロナウイルス感染症治療薬の共同研究開発を行うと発表した。両社は2015年に創薬提携しており、この枠組みを新型コロナ分野にも広げる。

 ペプチドリームは、新型コロナウイルスがヒト細胞に侵入する際に必須となるスパイクたんぱく質の一部の領域やヒト細胞側に結合する特殊ペプチド、小分子化合物を組み合わせたペプチド薬物複合体(PDC)など複数のアプローチで治療薬の創製を試みている。変異型も含めコロナウイルス全般に応用する。

 メルクは非臨床試験や治験を進めて実用化をめざす。ペプチドリームは契約一時金などを受け取るほか、開発の進展や販売額に応じて報酬を受け取っていく。

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