化学をはじめ、さまざまな業界のものづくりに対し電磁波の一種であるマイクロ波を駆使したソリューションを提供するマイクロ波化学(大阪府吹田市)。マイクロ波は電力を動力源に、対象物質に直接かつ効率的にエネルギーを伝達することが可能で、カーボンニュートラル(CN)、持続可能な社会の実現に資する技術として、さらに注目度が高まっている。2007年8月に設立され、間もなく15年が経過するが、今年6月24日に東京証券取引所グロース市場に新規上場(IPO)を果たした。この時期にIPOを行った理由や、今後の展望について、吉野巌代表取締役社長CEO(最高経営責任者)に聞いた。

▼…なぜIPOを実施されたのですか。

 「設立以来、投資会社などから資金を調達しておりエグジットは義務。また、ベンチャーキャピタルなどだけから支援を受け続けるというのは難しく、広く一般からも募るのが自然な流れだ」

▼…IPOはいつごろから意識されていたのですか。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

セミナーイベント情報はこちら

インタビューの最新記事もっと見る