米国食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は17日(現地時間)、米モデルナが開発した新型コロナウイルスワクチンについて審議し、緊急使用許可(EUA)を支持する承認勧告を出した。先ごろ接種が始まった米ファイザーのワクチンに続き、米国で2つ目のコロナワクチンになる。

 外部の専門家らによる諮問委が開催され、18歳以上への接種で「ベネフィットがリスクを上回るか」について賛成20・反対ゼロ・棄権1と支持し、EUAとしての承認勧告を出した。

 モデルナのワクチンは、ファイザー品と保存・輸送条件が異なる。ファイザー品はマイナス75度Cの超低温環境が必須だが、モデルナ品は通常の冷蔵庫(2~8度C)で最大30日保存できるため、超低温対応の冷凍庫がなくても輸送可能という。米国では年内に2000万回、来年1~3月に8000万回をまず供給する予定。

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