ロシュ・ダイアグノスティックスは、新型コロナウイルスの変異株を検出する研究用試薬を発売した。デルタ株などに見られる「P681R」と「E484Q」変異の検出ができる試薬2種類と、「K417T」「P681H」の2カ所を同時検出して、4つの変異株を判別できる試薬の合計3種類。約70分で測定が行える。

 今回発売した研究用試薬「VirSNiP」は、リアルタイムPCR法によって新型コロナウイルスの変異を検出する。デルタ株などに含まれる新しい変異個所の検出試薬のほか、懸念される変異株に指定されている「アルファ株」「ベータ株」「ガンマ株」、デルタプラスを含む「デルタ株」を判別できる組み合わせ試薬を同時に販売する。

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