後藤茂之厚生労働相は10日の閣議後会見で、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の間隔について、「オミクロン株への効果を見極めたうえで、優先度に応じて8カ月より前倒しにするのが政府の方針だ」と強調した。ただ、ワクチンが順次輸入されることを考慮し、「現状で全国民を対象に前倒しで接種をするのは困難」との考えも改めて示した。

 政府は先月、新型コロナワクチンをめぐり、原則2回目から8カ月以上の間隔を空けることで、3回目接種を行う方針を決定している。しかし、ワクチンで得られる抗体価が短期間で減少する可能性や新たな変異株「オミクロン株」流行の懸念から、前倒し接種の検討を進めている。

試読・購読は下記をクリック

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

新型コロナウイルス関連記事一覧へ

ライフイノベーションの最新記事もっと見る