三井化学は30日、医療用ガウン向けに不織布の供給を開始したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大により医療用ガウンが不足しているが、ほぼ海外からの輸入に依存しており、入手困難な状況。同社では紙おむつなど衛生材料向け不織布の生産設備を活用し、4月23日から医療用ガウン向けに供給を開始した。月1000万枚以上の生産体制としている。

 経済産業省など政府は不足が深刻化する医療用ガウンを増産するよう、関連会社への協力を要請している。同社は100%子会社で不織布を生産するサンレックス工業(三重県四日市市)の生産設備を活用。医療用ガウン向けにスパンボンド不織布の供給体制を確立した。

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