三井化学は21日、韓国の関係会社である錦湖三井化学がジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)の生産設備を増強すると発表した。麗水工場で400億円を投資し、年20万トン増の61万トン体制に引き上げるもので、今月着工し23年9月完工、24年1月稼働を目指す。断熱材などに使用される汎用MDIに加え、電気自動車(EV)を中心とするNVH(ノイズ、振動、ハーシュネス)制御に使用される変性MDIをはじめとする高機能MDIの需要拡大に備える。さらに、生産工程で発生する副生物を原料に再利用するリサイクル設備も導入し、原材料の自給率向上のほか、排水や温暖化ガス(GHG)排出の削減を図る。リサイクル設備は総投資額の半分程度を占める見通し。続きは本紙で

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