三井化学の淡輪敏社長と橋本修取締役専務執行役員は東京本社で社長交代会見を行った。「道半ば」とするポートフォリオ改革の加速に向け、激変する環境下での基盤強化に挑む。会見の要旨は次の通り。
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― 後継者を選んだ経緯と、会長の役割は。
淡輪 6年前に社長に就任した時、そのときの年齢(62歳)などを踏まえ任期は5年くらいと考えていた。本来なら昨年に交代するところだが、後継者育成や環境変化をみて、もう1年となった。後継者候補は50代半ばから60歳で5人以上。17年に人事諮問委員会を立ち上げ、外部機関にも評価してもらったが、最終的には私の意向を汲んでもらった。会長の役目は規定で経営監督となっている。この間、会長不在だったが、執行からはある程度距離を置き、新体制をサポートしていく。
― 橋本氏の性格やエピソードについて。続きは本紙で
淡輪社長(左)と次期社長の橋本氏