4月から新3カ年中期経営計画「変革と成長」をスタートした三井物産。新中計では化学品部門全体を基盤事業として位置づけ収益力の向上に取り組むとともに、化学品部門のうちヒューマンニュートリション事業をヘルスケア部門と一層連携させることでシナジーを創出し、新たな収益の柱として確立することも目指している。同社の化学品部門を率いる堀健一代表取締役専務執行役員は「化学品の事業特性を生かし、他の産業との『業際』に成長領域を見いだすことで新たな価値を創出していく」と強調。総合商社の強みとする総合力を発揮することで収益拡大に取り組む方針だ。

■新中計のなかでベーシックマテリアルズ(BM)、パフォーマンスマテリアルズ(PM)、ニュートリション・アグリカルチャー(N&A)の3本部で構成する化学品部門の基本戦略は。

 「3本部ともに既存アセットの収益力向上策を確実に実行していく。同時に各本部が現業を通してグローバルに有している幅広い産業との接点を最大限に生かすことで、『業際』に存在する当社としての攻め筋を見いだし、当社としての新たな成長戦略を牽引する役割を担っていきたい」

■『業際』に成長領域を見いだすということですが、具体的には。続きは本紙で

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