三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)は、高機能樹脂の提案に拍車をかける。主力のポリカーボネート(PC)では、リサイクル炭素繊維(CF)を用いた高剛性・高強度タイプの展開を本格化する方針。また、新たに特殊難燃タイプを開発し、欧州鉄道車両への採用を目指す。機能を差異化したポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアセタール(POM)の打ち出しを強めるなど、次世代モビリティや通信といった有望市場の開拓に力を注いでいく。新型コロナウイルスの影響で、2020年は「“守り”に徹せざるを得なかった」(駒谷隆志社長)。市況に左右されることのない高機能品の拡販を通じ、21年は一転、「“攻め”の姿勢を出す」考えだ。続きは本紙で

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