三菱ケミカルは塗布型発光材料の能力増強を決めた。黒崎事業所(福岡県北九州市)で同設備の生産能力を数倍に引き上げ、量産出荷に向けて準備を整える。早ければ2022年度後半にも完成する見込みだ。塗布型発光材料は高分子系を手がける住友化学が先行。中型パネルに採用され、足元では大型パネルで実証実験が進む。三菱ケミカルが手がける低分子系は小さい液滴サイズが強み。ディスプレイの高精細化が進むなか、インクジェット(IJ)で正確に打ち込める低分子系の引き合いが強まっており、一部のパネルメーカーで最終評価が進んでいるもよう。続きは本紙で

三菱ケミカルは塗布型発光材料のほか、正孔注入層/輸送層といった周辺材料も全て手掛ける

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