三菱ケミカルは熱可塑性エラストマー事業で自動車用内装表皮と医療を戦略分野に位置づけ、グローバル展開を拡大する。世界シェアトップを占める自動車エアバッグカバーに用いられるオレフィン系エラストマーは、エアバッグ搭載が義務化されたインドで2020年度から生産を始める計画のほか、インパネに高級感を付与する表皮材の需要増に対応し、中国・成都にスラッシュ成形用塩ビパウダーの新工場を建設。昨年から稼働させた。医療分野では1月、心臓カテーテルなどの医療機器に用いられるウレタン系エラストマーの米国メーカーを買収。同社が有する医療分野の顧客ネットワークも活用し、アジアや欧州などにも販路を広げる。続きは本紙で

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