三菱ケミカル、天然黒鉛系ＬｉＢ負極材、ケミカル処理で表面塗工

　三菱ケミカルはリチウムイオン２次電池（ＬＩＢ）向け天然黒鉛系負極材事業で、環境特性を前面に打ち出した材料提案を本格化する。天然黒鉛を表面コートする際、これまでの焼成処理に代わり、ケミカル処理で製造する技術を確立した。人造黒鉛に比べ製造時の二酸化炭素（ＣＯ２）排出量が６割低減する保有技術に比べ、さらに６割のＣＯ２排出削減が可能になるという。ライフサイクルアセスメント(ＬＣＡ)の観点から、自動車メーカーは環境に配慮した部材・材料の調達体制にシフトしている。ベースとなる天然黒鉛の膨れ防止でＬＩＢの長寿命化に貢献するとともに、ＬＣＡに優れた新規負極材で需要家の要望に対応する考えだ。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内