三菱ケミカルはリチウムイオン2次電池(LiB)用電解液事業で、車載向けハイエンド市場を深耕する。電気自動車(EV)の普及拡大に向け自動車メーカーからのコスト要求が強まるなか、新製造プロセスの適用で大幅な合理化を図る方針。コスト競争力の強化へとつなげていく。米国を皮切りに今後2~3年内には英中日の各拠点に新プロセスを導入する。同効果などにより、生産能力は現状の年6万トンから同9万トン程度に引き上げられると予想される。また、他の構成部材との組み合わせ技術や豊富な知見をもとに、顧客が望む電池性能を具現化していく。自社で製造する負極材とのセット提案や他社とのアライアンスも検討するなど、社内外のシナジーを発現させることでハイエンド向けのトップシェアを維持する考えだ。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

先端材料・部材の最新記事もっと見る