三菱ケミカルと宇部興産は27日、リチウムイオン電池(LIB)用をはじめとする電解液事業で提携を拡大すると発表した。10月1日付で三菱ケミカル80%、宇部興産20%出資の合弁を設立するもので、すでに両社合弁で運営している中国拠点のほか、日本の製造拠点も合弁に移管する。研究開発は三菱ケミカルの三重事業所および横浜の研究拠点に集約する。なお、三菱ケミカルグループ100%出資の米国および英国拠点は対象外。車載用電解液で世界トップ5に入る三菱ケミカルは、スマートフォン向けなど民生用も手掛ける宇部興産と包括提携することで、電池の性能を左右する添加剤などの技術やノウハウを強化し、より高性能な電解液を開発する力を高める。合弁新社では2025年度に売り上げ倍増を目指す。続きは本紙で

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