三菱ケミカルホールディングスは2023年4月に石油化学と炭素事業の100%子会社を発足させ、分離・再編に乗り出す。同業との統合に向けては、ポリオレフィンなどで協業に広く利用されているジョイントベンチャー(JV)形式を活用し、海外資本の受け入れも検討範囲にする。カーボンニュートラルに向け、バイオプロセスとグリーン水素由来メタノールによる化学品チェーンに構造転換する構想を共有できる協業先と組む。将来的に基礎化学品分野は2~3社に集約するとみて業界再編の口火を切る。

 今年4月1日付で石化・炭素所管の執行役エグゼクティブバイスプレジデントに就く池川喜洋代表執行役常務が本紙の取材に応えた。三菱ケミカルHDは石化、炭素事業の分離・再編を昨年12月に表明。石化業界に対して、構造転換の構想などを提案し始めているもようだ。続きは本紙で

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