【上海=石田亮】中国の2大石油・化学企業の2021年上期(1~6月)の化学部門の業績は、前年同期から大幅に伸長し、コロナ禍からの脱却を国内外に印象づける結果となった。原油価格の上昇により、石化製品の収益性が大幅に改善したほか、コロナ時の需要減から反動増によって市況が好転したことが主な要因とみられる。中国石化(SINOPEC)の営業利益は前年同期から300%超増の130億元(約2211億円)。中国石油(CNPC)も前年同期から280%増の87億元となった。一方で両社の共通認識として、世界的に感染が広がっており、原油価格の先行きも含めて不透明とみている。続きは本紙で

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