伊藤忠商事は環境配慮樹脂の取扱量を拡大する。第1弾として、オーストリアの石化大手ボレアリスから廃食用油などの再生可能資源を用いたバイオマスポリプロピレン(PP)の日本・アジアでの販売権を取得した。マスバランス(物質収支)方式により100%バイオマスであることが第三者認証された第2世代バイオマスプラスチックで、(1)食品競合がない(2)既存の石化プラントが使用可能(3)トレーサビリティを確保できる-などのメリットがある。今後、マスバランス方式を適用したバイオマスポリエチレン(PE)や廃プラスチック由来再生材も取り扱う計画。プラスチック原料分野でマスバランス方式を普及させることで、将来的に環境配慮樹脂の取扱量を年間40万トンまで引き上げる考え。続きは本紙で

ボレアリスのバイオマスPPを用いたフェイスマスク

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

エネルギー・素材の最新記事もっと見る