住友ベークライトは、高寸法精度フェノール樹脂成形材料で自動車部品を中心とした金属部品の樹脂代替を加速する。連続成形時の寸法ばらつきを従来の高寸法精度グレードの3分の1程度に抑えるとともに、線膨張率や機械的特性に等方性があり、耐熱寸法変化も小さいといった特徴などを持つ。軽量化や加工レスによるコストダウン、静粛性などを引き出せる材料として需要家に訴求。海外自動車向けに電動パワーステアリング用ギアプーリーの樹脂化を果たした。さらにフェノール樹脂以外の樹脂にも技術を応用し、将来的に高寸法精度成形材料「SiON(シオン)」シリーズとして10億円以上の売り上げを見込む。続きは本紙で

高寸法精度フェノール樹脂成形材料を用いた成形品。電動パワーステアリング用ギアプーリ(右)とDCT部品

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