住友化学が、リチウムイオン2次電池の負極材事業に参入する。27日、電池を高容量化できる新たな負極材の機構を解明したと発表した。高純度アルミニウム箔のみを用い、充放電時に起こる巨大体積ひずみを回避でき、従来の負極材のように炭素系材料と銅箔を積層する工程も不要のため製造プロセスを大幅に簡略化できる。同社グループはすでに正極材、セパレーターを事業展開しており、今回の成果を基に負極材にも参入を目指す。まず3年後をめどに試作品を開発したのち事業化する考えで、事業売り上げ数百億円を視野に入れていく。続きは本紙で

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