住友化学は、岩田圭一社長の肝入りプロジェクトの一つとして天然由来農薬(バイオラショナル)で攻勢をかける。世界の農薬市場は化学農薬が中心だが、環境負荷低減やサステナビリティに対する意識向上を背景に需要が拡大。すでに世界市場は60億ドル(約6330億円)規模に達し、化学農薬の世界メジャーも虎視眈々とシェア拡大を狙う。このためバイオラショナルの世界市場をリードする同社は意思決定を迅速にするため組織を改編するとともに、とくに需要増が見込まれる北米、南米、欧州を中心にマーケティング人員を2倍に増やす。さらに市場投入間近な新製品6つも開発中で、垂直立ち上げを図る。これらにより世界メジャーの追撃を振り切り、世界リーダーとしての地位を維持強化する。続きは本紙で

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