住友化学は、二酸化炭素(CO2)を土壌中に貯留するのに役立つ新規農薬を投入する。米国などで登録申請の準備をしており、早ければ2024年をめどに製品化する計画だ。微生物を使う土壌改良材は、炭素貯留の検証試験に着手した。欧米は農地を利用した炭素貯留の政策を推進し、農業分野のカーボンクレジット取引は農家の新たな収入源になる。同社では効果に加えて、環境負荷低減など新たな付加価値を付与したサステナブル型農薬に力を入れる。続きは本紙で

さまざまな作物の土壌改良に用いる有用微生物「菌根菌」は光合成産物を土壌中に貯め込み、炭素貯留の役割が注目されている(写真は菌糸を伸ばし根と共生するようす)

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