住友金属鉱山は、リン酸鉄リチウム(LFP)系正極材を自社製品に取り込み高付加価値化を図る。同社は2月に住友大阪セメントからLFP電池材料事業を獲得した。LFPは、ニッケル、コバルトを使用しない低コストのリチウムイオン2次電池(LiB)部材として中国、欧州系の電気自動車(EV)で採用が進む。同社では既存品の販売活動を開始するとともに、世界トップレベルのシェアを有するニッケル系正極材の知見・技術を融合した高性能品を開発し、市場ニーズに即応できる製品群を確立する。来期からスタートする3カ年の中期経営計画では電池材料事業の新機軸として推進する。

続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

セミナーイベント情報はこちら

先端材料・部材の最新記事もっと見る