使用ずみ発泡スチロール(ビーズ法発泡ポリスチレン、EPS)の輸出が、今年1月からの改正バーゼル法施行にもかかわらず堅調な動きを続けている。汚れたプラスチックが国をまたがる移動を禁止する改正バーゼル法だが、加熱して減容化する日本独自の手法による高い品質が国内の関係省庁からも認められ、旺盛な需要の続く東南アジア向けに出荷されている。財務省貿易統計によると今年1~5月のプラスチックくず(スチレン重合体)の輸出量は微減にとどまった。このほど環境省のウェブページに単一色以外でも輸出できる条件が明示されたことで、今後も大幅な減少に転じる可能性は払拭されたといえる。続きは本紙で

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