信越化学工業は、植物由来代替肉市場をターゲットにセルロース誘導体事業を拡大する。食品添加物用に生産する同社のメチルセルロースは、代替肉の結着剤として本来の肉の食感に近づける効果がある。伸びる欧米市場に対応するためこのほど、数億円を投じてドイツに生産設備を導入。今年からグループの供給力は従来の約2倍に増えた。さらに国内でも本格販売を開始した。代替肉はベジタリアンやビーガン向けのほか、環境問題や食糧不足の低減が期待できる食品として注目されており、世界市場は年率2ケタ成長といわれる。日独2拠点体制で需要の取り込みを図る。続きはこちら

メトローズを結着剤に用いたバーガーパテ

生産を開始した独SEタイローズ工場

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