<アナリストに聞く>

 世界経済後退の懸念が高まるなか、化学産業を取り巻く環境も厳しさを増しつつある。JPモルガン証券の佐野智太郎氏は「グローバルに化学産業が回復するのは来年後半以降では」と予想する。株式市場ではとくに電子材料銘柄の評価が低迷しているが、「過去のサイクルに鑑みると、半導体需要の伸びのピークだった2021年6月から2年後の23年6月にはボトムアウトする」と分析。電子材料銘柄の株価は今年年末から来年初めに底値になるとみており、「過度にバリュエーション(評価)が下がっているときが買い場」と指摘する。なかでも信越化学工業、JSRをトップピック(最も強い推奨)にあげる。続きは本紙で

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