化学・素材大手64社の2022年度決算は、純利益が2兆4283億円と21年度比で6%増える見通しだ。原材料高や急激な円安の進行、半導体不足やサプライチェーン(供給網)の混乱にともなう自動車減産、地政学リスクなどの不透明要素はいぜん多いが、約6割の企業が最終増益を計画する。ただ、世界経済の減速が懸念され、原材料高の価格転嫁の遅れは収益の悪化要因となる。刻々と変化する内外情勢への機敏な対応が重要になる。

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