2022年度がスタートした。ロシアによるウクライナ侵攻が世界的なエネルギー価格高騰や半導体製造に用いる希少ガスの供給不足懸念を生み、さらに中国におけるコロナ感染再拡大が追い打ちをかけ、回復途上にあった世界経済は一気に雲行きが怪しくなってきた。コロナ禍でも好業績を続けてきた化学大手だが、22年度は収益を押し上げてきた石油化学事業の減益リスクに加え、高まる地政学リスクや物流混乱による原料価格高騰が足かせとなる恐れがある。こうした変化に対応しつつ、社会課題解決への貢献という大目標に向け、成長の柱をさらに太くしたり新たに育むべく、大手各社は新組織や新中期計画を始動させる重要な年となる。

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