化学大手8社の決算が出揃った。今期(2022年3月期)の営業利益(国際会計基準の3社はコア営業利益)は、非開示の信越化学工業を除き7社すべてが増益を予想し、7社合計で25%増の9510億円に達する。三井化学が過去最高益を予想するほか、旭化成や住友化学なども最高益に次ぐ水準を想定している。主要顧客産業である自動車の回復、半導体の好調継続、石油化学の市況高水準などが利益を牽引し、医薬・医療や農薬といったライフサイエンス関連も下支えしそうだ。コロナ禍が続くなか、多様な事業を展開する化学産業の真価を取り戻せるかどうか転換点の年となりそうだ。続きは本紙で

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