化学大手8社の2020年4~6月期業績は、5社が最終赤字を強いられた。新型コロナウイルスの影響が直撃し、石油化学製品の市況下落や自動車部材の販売減少も重くのし掛かった。先行き不透明として、信越化学工業と東ソーの2社は引き続き通期業績予想を見送っている。ただ4~6月を底に7月以降、業績回復を見込む企業が多い。原油・ナフサ価格上昇にともなう石化市況の反転や、自動車生産の回復、堅調な半導体産業などが明るい兆しだ。コロナを中心に予断を許さない情勢が続くなか、落ち込んだ業績をどこまで回復できるか注目される。続きは本紙で

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