化学大手8社の4~9月期決算が出揃った。営業利益合計(国際会計基準の企業はコア営業利益)は、4~6月の1566億円から、7~9月は2747億円と大きく回復した。世界経済再開により自動車産業が上向いたほか、損益悪化の要因の一つとなっている石油化学製品の市況改善も進んだ。半導体やヘルスケア分野は引き続き堅調で、収益回復を後押ししている。各社は下期も回復基調を継ぐと想定しており、通期の営業利益合計は前期比約2割減に踏みとどまりそうだ。ただ再び新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大し予断を許さない状況にあり、各社とも警戒を強めている。続きは本紙で

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