厚生労働省は16日、武田薬品工業が申請した米モデルナ製新型コロナワクチンの3回目接種について薬事承認した。2回目接種から6カ月以上経過した18歳以上が対象。1、2回目の半分の量を接種する。職域接種などで使われる見込み。

 11月10日付で武田薬品が追加接種について申請していた。申請根拠となった臨床試験は接種2回目から6カ月以上経過した18歳以上を対象に実施し、抗体価が2回目直後より1・7倍に上昇することを確認した。また、ワクチンの製品名を海外と同様の「スパイクバックス筋注」に変更する手続きも完了した。

 今月から医療従事者向けに始まっている3回目接種ではファイザー製ワクチンのみが使われているが、モデルナ製も使用可能になる。公的接種事業では、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンであれば初回免疫と異なるメーカーのワクチンの接種を認めている。

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