厚生労働省は8日、米製薬ファイザーが昨年末に承認申請していた新型コロナウイルスワクチンを12日に審議すると発表した。薬事・食品衛生審議会医薬品第2部会を午後6時から開き、承認可否を判断する。政府がファイザーと今年中に1億4400万回分(1人2回接種の場合7200万人分)を供給することで契約したワクチンで、審査が順調に進めば「特例承認」を適用して翌週15日に承認する見通し。

 ファイザーのコロナワクチンの製品名は「コミナティ」で、独ビオンテックと共同開発した。米国などで行った約4万4000人の治験では有効率95%と高い予防効果を示した。日本でも160人を登録して治験を実施。筋肉に直接投与し、接種は2回。同日の部会では国内外の治験データを基に審議する。

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