厚生労働省は、米ファイザー/独ビオンテック製、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン2剤の添付文書を改訂し、心筋炎関連事象に関する注意喚起を追記した。頻度は低いが若い男性らで接種後に心筋炎、心膜炎の発症が報告されている。

 厚労省によると、先月27日までに国内で報告された接種後の心筋炎、心膜炎の頻度は、ファイザー製で100万回当たり0・5件、モデルナ製で同1・0件。若い男性に多い傾向。いずれも症状は改善している。

 同省は今月7日付で両ワクチンの添付文書を改訂。「重要な基本的注意」項目などにワクチンとの因果関係は「不明」だが、接種後に胸痛、動悸、むくみ、呼吸困難などの関連症状が出た場合は医師の診察を受けるよう注意喚起した。

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