国立感染症研究所はこのほど、新型コロナウイルス感染症の医療需要予想ツールを開発したと発表した。新規陽性者数、ワクチン接種率、感染拡大スピードの3パラメーターを入力することで、短期的・中期的な医療需要を見通すことができるようにした。この冬の流行が見込まれるなか、自治体などによる対策立案や病床確保の検討材料として使うことを見込む。

 ツールには、ワクチンの効果、年代別の重症化率、入院期間などのパラメーターが初めから入力されている。変数を当てはめることで1~4週間後と1~2カ月後の短、中期的に必要となる病床数を予測する。初期パラメーターは変更も可能で、流行変異株などに応じて対応できる。

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