塩野義製薬はルミラ・ダイアグノスティクス・ジャパンと共同で、新型コロナウイルス抗原検査の測定機器と試薬を発売した。PCR法と比較して96%以上の高感度ながらも、約12分という短時間での検出が可能。希望小売価格は検査機が税別76万円、試薬が24テスト分で同14万4000円。

 新型コロナウイルスの抗原検査は抗体検査に比べ、検査速度で勝るものの、感度で劣るとされている。両社が発売する抗原検査薬「ルミラ・SARS-CoV-2 Ag テストストリップ」は、PCR法と比較して、鼻咽頭ぬぐい液、鼻腔ぬぐい液のどちらでも陽性陰性ともに96%以上の高い一致率をほこる。

 試薬と測定機器はすでにルミラDxグループによって米国・欧州を中心に展開。日本では24日から同社日本法人と塩野義製薬が共同販売している。

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